20代女性。職場の人間関係の悪化が原因でうつ病を発症。友達や親の助けでうつ病を改善できた。

ニックネーム:かな
年齢:28歳
性別:女性
職業:事務
お住まい:千葉県

職場の人間関係の悪化が原因でうつ病を発症。仕事でミスを連発するようになった。

私がうつ病になってしまった原因は、職場の人間関係の悪化です。
職場で、すごく仲良くしていた同僚が影で私のあることない事を言いふらしており、それが発覚して誰も信用できなくなり、職場に行くのが非常に怖くなったのを覚えています。

職場に行ってもトイレで過呼吸になったり、泣いたり、仕事の内容が全然入って来れずミスを連発するようになりました。

人の話している事が全く理解できなくて、脳みそがキューっと縮まっていく感覚がしました。

休みの日もずっと楽しみでやっていた、喫茶店巡りがいきなりつまらなくなり、友達と遊ぶのも外に出るのも億劫になり一年間くらい外に出なかったので、おかしいと思い病院に行ったら、うつ病だと判断されました。

2年間で100万くらい。治療費は今でもかかっている。

約二年間で、通院の交通費などを含めると100万円くらいかかったと思います。

うつ病だとわかった一年目は、一週間に一度ほど通院していましたし、辛くて死にたくなる日は暴れたので、その度に両親に病院に連れて行ってもらいました。幸い有名な病院が車で1時間半ほどのところにありましたので、そこに通っていました。

通院費とガソリン代が結構かかったかなと思います。
バスで行くこともあったので、バス代も二年間で結構かかりました。

二年目からは、一ヶ月に一回の検査くらいになりましたので、だいぶかからなくなりましたが、治った今でもたまに通っているので、職場の人間関係の悪化います。

二年で社会復帰できるようになったのも両親が根気よく病院と治療を手伝ってくれたからだと思います。

死にたいと思っていた。どんどん友達が少なくなった。

うつ病だった当時は、何をするにも気力がなく、自分と周りの人などどうでもいい。早く死にたい。と思っていました。自分で死ぬ勇気はなかったので、その事も自分で責めていました。

当時の感情としては、もちろん負の感情が多く、楽しいことなど一切ありませんでしたので、ずっと悲しいか辛いか自分はダメなんだというネガティブな感情しかありませんでした。

周りの人は、色々なところに連れ出して気分転換をしようとしてくれましたが、うつ病は周りの人が思っているほど気分転換くらいで辛い気持ちが少しでも無くなる訳ではなかったので、友達も煩わしく、誘われることも少なくなりどんどん友達がいなくなって行きました。

唯一残った友達に話を聞くと、私のいいところが全て無くなった感じの二年間だったと言っていました。
残った友達には感謝しています。

家族が理解してくれたことが改善の助けとなった。うつ病の改善には禅がおすすめ。

うつ病だった時に役にたったのは三つあります。
まずうつ病の間に残ってくれた友達と家族と禅です。

うつ病を理解してくれている友達は、慰めもせず、がんばってとも言わずただ私の話をずっと聞いてくれました。それが非常に助かりました。

両親も特に同情などもせずそのままの態度で接してくれたので、自分がおかしい人だと思うことが少なくて今思えば非常に有難い対応のしかたでした。

もう一つの禅は、以前鎌倉で友達と一緒に禅の体験をしていて、なんにも考えたくなかったので、禅をやりに行っていました。

その寺は、土曜日に一般解放みたいので、無料でやってくれていましたので、交通費は少しかかりましたが、禅と写経をさせてもらっていました。

何も考えない訓練にはぴったりでした。

徐々に料理ができるようなり、普段の生活ができるようになった。

うつ病の時は全く余裕がなく、自分のことも他人の事も考えずにいたのですが、治ってくると同時に他の人の気持ちも考えられるようになってきて、感謝の気持ちが生まれ、感謝して泣くようになりました。

だんだんとしたいと思うことも増えて行き、最初は料理作ってみようかなーくらいから始まり、掃除、洗濯とできなくなっていた普段の生活の事が出来るようになってきました。

そうすると段々と外にでてみようという気持ちになり、近所のスーパーから最後には旅行に行って気分転換できるようになっていました。
温泉に行って気持ちいなーと思えた時にうつ病がだいぶ治ってきたなと思いました。

ここまで改善するまでに付き合ってくれた全ての人に感謝しています。

うつ病を改善したことで友達や親が喜んでくれた。

改善されるにつれ、外に出かけるようになりましたので、友達とも遊べるようになり、心配してくれた友達は安心したというようなことを言われるようになりました。

両親は、うつ病になる前もなったあとも治った後もあまり変わらない態度で接してくれますが、温泉に行って楽しいねって私が言った時には涙を流してくれました。

うつ病が改善していくのはほんとに長い時間絶望の時期が続くので、楽しいという感情がずっとない状態だったので、その感情が戻ってきてくれて本当に嬉しい気持ちでした。

私も嬉しかったですが、両親や友達が喜んでくれているのを見て、大事にされていたんだなと感動をしたのを覚えています。

これからも両親と友達を大事にしていこうという感情になりました。

うつ病になったら寝て食べることが仕事。生きているだけであなたは尊い。

今、凄く辛い時期を過ごされていると思います。
自分を信じることもできず、治るのかも全くわからない暗い暗いトンネルの中にいるんだと思います。

改善す方法はまず、食べて寝てを繰り返して何にもしない期間をゆっくり休むことです。
何にもしていない時間があると焦ったりすると思いますが、SNSで友達の近況などを絶対に見ずにゆっくり心も体も休めてください。

私は、禅と写経で心を空っぽにしましたが、禅と写経をやってみようかなとも思わない時期にいる皆様、寝て食べてがあなたの仕事です。

寝て食べてを繰り返してしばらくするとやってみようかなと思う時期がきっとあるはずです。

それまで死なずにただ生きていてください。生きているだけであなたは尊いのです。

これからもただ生きていてください。