ペンネーム namimama
年齢 (47歳)
性別 女
職業 無職
お住みの都道府県 石川県
子供の死がきっかけでうつ病を発症。
長女が(当時8歳)小児慢性に認定される病気になりました。
県でも有名な大学病院に入院し、治療を受けましたが、
このままでは、3年も命がないと言われ、骨髄移植を進められました。
骨髄移植の適合者はなかなか見付からず、やっと見つかった相手にも、最終段階で断られました。
そして、臍帯血移植に踏み切りました。
しかし、(後で知ったのですが)成功率の低い臍帯血移植では、助かるわけもなく、娘は死んでしまいました。
臍帯血移植の間の娘の姿は、酷いもので、薬のせいで頭は禿げ、体は、脂肪で膨らんでいました。
口からもお尻からも、出血が続き、やがて、私の精神はおかしくなっていきました。
辛さに耐えられず、感情を失い、気が付いたときには、子供を失って1年が経っていました。
治療費がなく病院で治療は受けられなかった。
医者への不信感から、病院の治療は受けることができませんでした。
なので、とくに治療のためにお金をかけたわけでもないのですが、
うつにならなければ、得られたはずの収入が無いのは大きい損害です。
アルバイトに行っても、人付き合いができなかったし、
仕事はキチンとしていたつもりですが、
出来ないイメージが邪魔をして、全然続きませんでした。
働きに行くこともできず、収入は旦那の給料だけでした。
下に娘もいて、生活は苦しかったです。
車を運転しても、ぶつけたり、
家電製品を壊したり、いろいろ失敗していろんなものを失いました。
きちがいのように怒って、ガラスを割ったこともあります。
改善といえるようになるまで、13年はかかりました。
幻聴が聞こえることも。他人とはあえてかかわらないようにしていた。
子供を失って帰ってきたときは、子供を殺してしまった馬鹿な親だと評価されていたと思います。
ぼーっとしていて、あまりしゃべらず、極端に人を避けていました。
知らない人が見れば、知恵遅れの人に見えたかもしれません。
実際、幻聴はずっと聞こえていました。
家族からは、何も出来ない状態だと思われていたし、頭がおかしくなったと思われていました。
もともと知った人とも近しくはなかったし、誰かに親しくされることもなかったので、普段は、支障はなかったです。
私は、自己評価の低い人間だったので、自分から親しくしようとも思わなかったし、挨拶だけして過ごしていました。
他人は助けてもくれないくせに、自分に干渉してきて、状況を悪化させるので、関わらないようにしていました。
コーヒーと水をよく飲むようにした。子供と一緒に勉強することで自信がついた。
下に娘がいたので、必死に子育てをしてきました。
自分のことより子供のことを優先していろんなことを我慢してきました。
子供にトラブルがあると、うつは酷くなるのですが、
娘は、あまり愚痴をいわず、何事にも前向きに取り組む性格なので、逆に励まされました。
精神的に疲れて、動けなくなった時は、コーヒーを飲みました。
コーヒーを飲んでいると利尿作用で、体の水分が減るので、それ以上に水分をとるようにしました。
毎日飲んでいると、カフェインの量が増えていき、利かなくなり、今は飲んでいませんが、その時はとても、楽になりました。
今やっていることは、子供の宿題を見てあげることです。
一緒にワークをしていると、(中学生の問題なので)自身がつくし、頭が冴えてきます。
勉強は、あまりお金もかからないし、簡単な治療方法です。
親への感謝の気持ちが増した。周りの人を大切にしようと思った。
習慣やしがらみにとらわれて、本当に大事なものを失わないように心がけることができるようになった気がします。
子供の為とは言いつつも、周りに流されて、子供を守れないことがあったりするのですが、それに気が付きました。
自分に対して冷たかった人達、だましていた人達にも気付きました。
当たり前に商売する人の中にも、詐欺まがいの人が存在することにも気が付きました。
反対に、以前仲良くしてくれた友達のありがたみと、今まで育ててくれた親への感謝の気持ち、子供の存在の愛しいこと、以前にも増して感じます。
そういう人達とも、今まで会話することを避けてきたのですが、今は、楽しく会話できるようになりつつあります。
無くなってしまった感情が戻ってきました。(戻りすぎて、まだ調節できていませんが。)
家族の支えや子供からのメッセージが自分に自信を与えてくれる。
母親は、以前のように接してくれるようになりました。
きょうだいにも、前は、心配ばかりされていたのですが、今は普通に接してくれています。
ずっと、弟夫婦が帰郷しても、何の会話もなく帰していたのですが、
今回は、少し話をしながら食事をしたり、車で見送りに行ったりしてみました。
気を使わせてしまったかもしれませんが、彼らとは笑顔で別れました。
また、私がしゃべらないせいか、子供も家であまり会話をしない子だったのですが、
最近は、私と会話するようになってきました。
「お母さん大好き。」
と言ってもらえるのが、何よりも嬉しいです。
私のうんちくも、少しは信用されるようになってきているように思います。
子供に教えたいことは、沢山あるので、信用して貰えるようになってきているので、安堵を感じています。
他人よりも自分を信じることをおすすめ。
モラルの必要な人(例えば、お医者さんや、看護師さん、教師、)さえも、信用できない人が多いです。
うつになる人のほとんどが、そんな社会に傷つけられた人達だと思います。
私達がどんなに傷ついても、彼らは、助けてくれません。
むしろ、いい気味だとも思っていたりします。
彼らにモラルを求めるのは無駄なことです。
好き嫌いは人の自由なので、自分が好かれるのを求めて、
得られなかったからといって腹を立てるのは、おかどちがいなのですが。
彼らのために自分の人生をダメにされるなんて、ばかげています。
だから、私は最初から何も期待しません。
私は、他人よりも、自分に好かれる人間になりたいです。
人に嫌われても、正しいことが言える人でいたいです。
それで、理解してもらえない人と疎遠になったところで、私は本望です。
思い違いをしている人のためにぐちぐち悩むのは、本末転倒だと思います。
何が原因かは分かりませんが、うつの人達は、多分、優しい人達だからなのだと思います。
私は、みなさんに、他人よりも自分を信じることをおすすめします
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