ペンネーム…ココ
年齢…23歳
職業…研究開発
都道府県…愛知県
仕事でのストレスが溜まり、うつ病を発症。
入社当時からマンツーマンで仕事をしていた上司が、3年目でチームをまとめる存在になり、忙しくなってしまいました。
そして仕事に立ち止まった時、誰にも相談できずになってしまいました。3年目なのにマンツーマンでやっていた時のことを見込まれて色々な業務をやることになり、深夜まで残業する日々。
チームのトップだったら部下の管理をして欲しいと思うじゃないですか。最近調子どう?の一言くらいかけてくれても良いじゃないか。
そう思ってイライラする気持ちと仕事に追われる日々でストレスが溜まってしまいました。
チームの同僚や先輩に相談しても、みんな上司の素っ気なさには気づいていましたが、「あの人は忙しい方だし、周りが見えない性格だから仕方ないんだよ」と言うだけでした。みんなそうやって我慢してることはわかりましたが、私は限界でした。
治療に14ヶ月かかった。診察料代や薬代、診断書の発行代がかかった。
最初にうつっぽい症状が出てから8ヶ月程度は我慢しながら仕事をしていました。
うつになって、仕事を休んでやろうとおもい、診断書をもらうことにしました。うつ病の前に、元から別の精神疾患があって心療内科に通っていたので、その病院に職場のことを話して診断書を書いてもらいました。
休職は約半年しました。2週間に1回心療内科に行き、一回の診察料1500円程度、投薬も行ったので薬代が2週間分ので1000円程度です。
診断書は1ヶ月の間、心療内科から職場に休職を推薦する書類だったので、1ヶ月に1回診断書を発行してもらっていました。診断書は1枚6000円だったので、半年間毎月発行されていました。
最初の8ヶ月と休職の半年を合わせると、治癒に14ヶ月かかりました。
上司へ反抗的になったり、涙が溢れるようになった。周りからも顔色が悪く心配された。
うつ病当時、仕事が終わって家に帰ると毎日泣き出してしまう状態でした。上司が嫌いなわけでもなく、仕事もやりがいはあって辛いわけではない。ただチームとしてのまとまりのなさに辛くなって泣いていました。
その頃は少し上司に反抗的になってしまったりもしていました。集中力が続かなくて、トイレで泣いていたり、自分の駐車場まで戻って車の中で寝ていました。
その時はダルさと眠気が常にあって、仕事に来ても半日は仕事が手につかない状態でした。
貧血も多くて、朝礼で立っていただけで倒れました。
周りからも顔色が悪くて心配されました。同僚や先輩には前から相談していたので、たまに愚痴を言い合ったりしていました。
休職中も、仕事のことを思い出すと涙が出ました。相当嫌だったんだと思います。
でも、会社の子が仕事終わりとかに食事に誘ったりしてくれていました。
外出をしたり、図書館に足を運んだ。自分がやりたいことを正直にやるようにした。
休職中、時間が勿体無いので資格の勉強を始めました。頭の片隅には転職も考えていたので、休んでいる時間も勿体無いと思いました。読書も好きだったので、小説も書い書いあさりました。
また、家に引きこもるのは良くないと思い、資格の勉強道具をもって、必ず外に出ました。主に喫茶店や図書館を転々としていました。
平日は喫茶店も図書館も空いており、高齢の方やビジネスマンの昼休憩など、意外といろんな人に出会えました。
また、20代という年齢で平日の喫茶店に朝から晩まで居座っていたので、目立っていたのか店員さんともとても仲良くなりました。
ケチケチしてると余計に心が荒みそうなので、喫茶店のコーヒーは割高ですが、我慢せずに好きなものを飲んだりして、自分の甘えたいことに正直にしていくよう意識しました。
自分が働ける部署に移ったり、自分で働きやすい環境を作ることに徹した。
仕事を再開しようと思ったきっかけはぶっちゃけ、お金の底が見えて来たからです。
休職中は傷病手当金ももらえますが、毎月の給料の6割程度だし勇気を出すことにしました。資格は無事に取れたので、もし復帰してそれでもダメだったら取った資格をいかす仕事に就けばいいと考えました。
その意気込みで行ったので、最初は緊張したけれど、言いたいことをしっかり言えるようになりました。
部署の異動もお願いして、とりあえずは自分が働けると思える環境とはなにかを、上司や総務やいろんなところと話し合いました。
前まではストレスを溜めていてダメになってしまいましたが、もっとわがままになっていいんじゃないかと気づいたんです。
自分の意見をしっかり聞いてくれる人にしっかり意思を伝えることで、否定も肯定も納得いくようにしてくれて、自分に自信が持てました。
休職してから自分の言いたいことを素直に言えるようになった。前よりも顔色が良くなったと言われた。
復帰後は6.でも書きましたが自分に自信をもって意見を辛口で言うようになったので、相談相手からはとても参考になると行ってくれました。
久しぶりにすれ違った多部署の人も、久しぶりだね!と声をかけてくれます。
また、休職を悩んでいる多部署の人が私の方に相談に来てくれました。
そこで気持ちを分かち合ったり、休職時の体験談を教えてあげたりできて、休職も無駄じゃなかったなと思っています。
休職を始めた頃から、治った今までも、会社の産業医と1ヶ月に一回面談を行なっていますが、前よりも顔色が良くなったと言われました。
やはり、自分にとってポジティブなことを言われると私自身もとても嬉しいですし、もう少し頑張ってみようかなと思うことができます。
嫌なことから逃げることも必要。自分の心に余裕をもたせることでステップアップにつながる。
うつ病の治療は長い戦いだと思います。お金を時間もかかって、いつになれば良くなるんだろうと自分を責めてしまうこともあります。
そんな時、嫌なことから逃げてもいいと思います。好きなことに打ち込むと、嫌なことを忘れられる時間が作れるわけですから。
今でも休職前の嫌なことは私の嫌な思い出です。皆さんも、うつの原因を忘れる必要は無いと思います。むしろ、忘れずにいた方が自分のステップアップに繋がると思います。
あと、どうにでもなってしまえという気持ちで突進すると良い方向に進む可能性があります。
もしもダメだった時のために、別のプランも用意しておけば安心感も出ますし、行動することが大事です。
今すぐに行動する必要はありません。そろそろかなと思い立つ時がその時です。
最近のコメント